日々の雑事と、小説に関する事柄を不定期に。

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 5月29日(月)、試写会へ行って参りました。
 内容については一般ロードショーを楽しみに待っている方のために伏せますが、製作発表があったときの情報と、完成した映画の間にはいろいろ違いがありますので、過去の記事(旧「Nomadic Note」/2005年07月19日付:海洋SF対談(HAMACON2・日本沈没関係))を補完する意味で記録を書いておきます。

 ●韓国の科学者と草なぎ氏(小野寺役)との交流 → ありません。

 ●渡老人 → 登場しません。ただ、旧映画にあった「なにもせんほうがええ」という台詞が、少し違った形で出てきます。誰がどのようなシチュエーションで言うかはお楽しみに。

 ●わだつみ → HAMACON2 で聞いていたデザインは不採用。「しんかい6500」と「しんかい2000」が、名前だけ「わだつみ」に変わって、そのままの形で出ています。企画の初期段階であった(?)と思われるデザインは、一色登希彦さんが「ビックコミック・スピリッツ」に連載中の漫画版で「わだつみ9000」という形で採用されています。この漫画版「わだつみ」は、有人探査船に有線で無人探査機が付属しているタイプ。クラッシュテストは20000までクリアしているという設定。無人探査機の構造にちょっと謎な部分がありますが、こちらのほうが映画版より海洋SFファンの心をくすぐるデザインだと思います。漫画版では、小野寺の超絶操船シーンも有ります。

 ●パニック映画としてお客を怖がらせるのではなく〜 → 震災を体験しているせいか、個人的には、ずいぶん生々しく感じられました。映像よりも、「音」で当時の記憶が喚起されたような感じでした。

 ●前回の撮影技術ではやれなかったことをCGを使って〜 → CGの技術は「ローレライ」の頃よりは格段に上がっています。ただ、脚本には賛否両論あるでしょう。

 ●地球シミュレータ → たぶん、沈没のシミュレーションに使われたのではないかと。

 ●レスキュー・ロボット → 出まへんでした(^^;


 ストーリー展開・内容などは、旧作のテイストとは全く異なります。昔のイメージを引きずって観ないほうが吉。「日本が沈没する」、というシチュエーションだけ借りた新しい物語と見たほうが納得できるでしょう。
 文庫に「映画化決定」「ゲーム化決定」の帯がついたので、そろそろ情報のまとめページを作っておこうと思います。映画化情報は実際のロードショーまでの間にデータが散逸しがちなので、まめにひろって、ひとまとめにしてゆくつもりです。

 映画化に関しては、現在、主演の女優さん候補を選出するオーディションが実施されたというだけで、詳しい情報はまだ何も出ていません。進展があり次第、また取り上げます。ただし、私は映画の追っかけをするつもりはない(^^;ので、ディープなネタは期待しないで下さい。ここの目的は、ソースがはっきりしているネタを記録することだけです。

 まずは、現時点でわかっていることから。
 昨年末に公開された『男たちの大和』に引き続き、角川春樹氏のプロデュースによる映画化の第二弾が決定しました。次回作となる映画は、『蒼き狼〜地果て海尽きるまで〜』(原作:井上靖『蒼き狼』and 森村誠一『地果て海尽きるまで』) この作品で、主演女優役となる俳優さんのオーディションが先頃行われました。

 ●女優オーディションの経緯。
 http://avex-actress.jp/index.html

 上記サイトに記載があるように、当初は、このオーディションでグランプリを受賞した方が『蒼き狼』の主演女優、審査員特別賞を受賞した方が『神様のパズル』の主演女優、となる予定でした。

 ●オーディションの結果(上記サイトにも結果有り)に関する記事。
 http://www.oricon.co.jp/news/movie/17918/

 角川春樹氏はグランプリ受賞者のAraさんを高く評価しており、上の記事の中で「『パズル』の主演女優も彼女にしたい」とコメントしていますが、その後、まだ公式には「そう決定した」という情報は出ておらず、Araさんが「パズル」の主演女優もつとめるかどうかは、現時点では不明です。

 ゲーム化については、現時点では全く情報なしです。

→『神様のパズル』関係のまとめ情報はこちらです。
 不具合報告にともなって、縦書きブログの表示方法を一部修正しました。
 http://tategaki.jp/ueda/

 「縦書きブログ」の閲覧奨励環境は、OS:Windows 、ブラウザ:IE です。
 それ以外の環境の場合、以下のような不具合が出ることがあります。

 ・本文データを読み込めない
 ・画像が途切れて表示される
 ・カテゴリが表示されない
 ・コメントの入力欄が表示されない
 ・トラックバックの URLが表示されない
 ・縦書き表示されない文字がある(主に記号。――、……、= など)

 「本文データを読み込めない」に対しては、ファイルの分割数を増やすこと(一章あたりの文字数を減らす)で対処しましたが、アーカイブとして一括表示させると(たとえば2006年4月分のデータをいっぺんに表示させるような場合)エラーが出ることがあります。

 これに回避するには、「RSSリーダー」を利用して読んで頂くのが、最もよい方法です。
(RSSリーダーを使って各章ごとに読むとエラーを回避できます。「RSSリーダー」をご存知ない方は、Google などで検索して探して下さい。フリーソフトで優秀なものが複数あります)

 該当ブログのRSSのURLは以下です。
 http://tategaki.jp/ueda/rss.xml

 お手数をおかけしますが、よろしくお願い致します。引き続き、エラー報告もお待ちしております。



 第3回小松左京賞受賞作が文庫化されました。表紙絵が新しくなっています。実物には「映画化決定」の帯もついています。内容はかなり加筆されているようです。



 休暇で渓流釣りに出かけた片倉は、人の手が表面から突き出した奇怪な岩を河原で目撃する。それと同時に出現した自分とそっくりの人物――「この世界」で「本物の片倉」を決めるのは、相手か、自分か?

 怪談風のプロローグが、超ひも理論、並行世界などと混じり合い、宇宙規模のスケールの大きな物語へと発展してゆく。この広がり方がとても気持ちいい。複数の視点が錯綜する構成は、頭がくらくらするような幻想的な魅力に満ちています。設定の一部は、ミステリ小説として番外編がいくらでも作れそうな予感。こちらにも期待したいところです。