日々の雑事と、小説に関する事柄を不定期に。

2008/06123456789101112131415161718192021222324252627282930312008/08

 7日(土)より、いよいよ劇場公開が始まりました。
 感想は、長くなるので、以下の「続き」のページに折り畳んでおきます。
ショコラティエの勲章

 『ショコラティエの勲章』(東京創元社/ミステリ・フロンティア/上田早夕里)

 都内では本日発売です。地方では2日ほど遅れるところもあり。
 よろしくお願い致します。
 まだコンテンツはありませんが、いつのまにか公式サイトができていました。下記です。
 http://www.kami-puzzle.com/


 第8回小松左京賞受賞作が発売になりました。
 受賞時の「月が見ている」というタイトルから『セカンドムーン』に変更。人類の宇宙進出を阻む謎の存在〈セカンドムーン〉を巡って展開する人類の攻防戦。人類は〈セカンドムーン〉に対して一致団結した態度を取るのではなく、国益を巡って国家間や現場レベルで対立を繰り広げている。主人公たちは、〈セカンドムーン〉がなぜ月の側にあるのか、なぜ宇宙ロケットを攻撃するのか、その謎を解こうとしますが、本人たちの意志に関係なく、国家間の闘争に徐々に巻き込まれていきます。

 SF設定と、広義のミステリが融合している作品です。90年代に大きく華開いた、科学系の国産ミステリの系列にある作品と見てもよいかもしれません。

 【追記】2008.3.23
 ゲンダイネットに著者のインタビュー記事がありました。作家としての姿勢・作品の読みどころなどのご参考にどうぞ。
 http://gendai.net/?m=view&g=book&c=R00&no=4396
 映画版『神様のパズル』の公開予定が、東映の公式サイトで告知されています。
 http://www.toei.co.jp/movie/
 2008年6月7日(土)公開予定! 画像はまだありません。

 専用の公式サイトもまだないようですが、そろそろ欲しいところですね。


 「SF Japan 2007 WINTER」(徳間書店)が発売になりました。今号には、ふたつの「競作」があります。
 ひとつは、同一のイラストに小説を書く競作。山田正紀さん、神林長平さんが執筆。
 もうひとつは、過去の日本SF新人賞受賞作家による短編の競作です。こちらはテーマなどに縛りがあるわけではなく〈新人賞作家特集〉といった雰囲気。掲載作品名は以下の通りです。

 ・木立嶺 「馬と車」
 ・八杉将司 「うつろなテレポーター」
 ・青木和 「たたりつき」
 ・坂本康宏 「超鋼戦士カメダキクオ最後の戦い」
 ・北國浩二 「靄の中」
 ・タタツシンイチ 「親友」

 少しだけ内容を紹介しておきますと――。


 木立嶺さん「馬と車」は歴史改変SFに属する作品。現実の日本とは異質に発展した日本を描く。硬質な文体が独特のイメージを紡ぎ出す。
 八杉将司さん「うつろなテレポーター」はグレッグ・イーガンの諸作品にも通底する人工知性と人間の関係性がベースにある作品。人工的に作られた知性が持つ、生身の人間とは違う視点や価値観とは? 量子テレポーテーション、並行世界、知性の本質などに迫る一作です。
 青木和さん「たたりつき」はタイトルから連想されるようなホラー風味ではなく、日本社会ならではの「ヒトと神」の関係性を描いたもの。筋の通ったほんわかムードな味わい。
 坂本康宏さん「超鋼戦士カメダキクオ最後の戦い」は企業に雇われているヒーローという等身大の戦士の悲喜交々を描いた作品。いつものように熱いです。
 北國浩二さん「靄の中」はハードボイルドタッチのホラーSF。最後の最後に出てくるオチが見事です。さりげなくさらりと書かれていますが、このオチの意味に気づくと物語としての衝撃があります。ちょっと長編で読んでみたいネタです。
 タタツシンイチさん「親友」は、近い将来、人間が日常的にアンドロイドと共存したときに必ず起きるのではないかと思える問題を含んだ一作。この結末を、人間にとって幸福と見るか、ぞっとするほど恐ろしくて皮肉なオチと見るかは、読者の価値観によって差が出るかもしれませんね。

 また、同新人賞出身の三島浩司さんの新作が、現在発売中です。19日付け発売となっているデータもありますが、Amazon.co.jp では入荷済みです。
mishima02.jpg

●三島浩司『シオンシステム』(徳間書店)
 山田正紀氏推薦。第4回日本SF新人賞受賞作家による、壮大なSFサスペンスの登場。


 なお、昨日付で、今年のSF関係受賞ニュースが出揃いました。以下は、日本SF作家クラブの公式サイトに発表が載っています。

●第28回SF大賞受賞作
 最相葉月さんの『星新一 一〇〇一話をつくった人』(新潮社)が受賞です。おめでとうございます。

●第9回日本SF新人賞
 今年は大賞が二作出ました(現時点では佳作の報告はありません)。
 中里友香さん『黒十字サナトリウム』
 黒葉雅人さん『宇宙細胞』
 おめでとうございます。

●第3回日本SF評論賞
 大賞は宮野由梨香さんの〈光瀬龍『百億の昼と千億の夜』小論 旧ハヤカワ文庫版「あとがきにかえて」の謎〉
 選考委員特別賞は、藤田直哉さんの〈消失点、暗黒の塔――『暗黒の塔』V部、VI部、VII部を検討する〉
 おめでとうございます。
 ●スポーツ報知(画像あり)
 http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20070923-OHT1T00048.htm

 ●スポニチ Sponichi Annex(画像あり)
 http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2007/09/23/01.html

 教授役は、石田ゆり子さんだそうです。
 こうやって主要登場人物が並ぶと、本当に、若々しい感じの青春映画なんだなという印象ですね。
 9月11日(火)より、いよいよ連載開始です。

 ●Web★ブラッドでのニュース
 http://web.comicblood.jp/f-news/index2.html

 ●掲載先の Yahoo! へのリンクはこちら。
 http://comics.yahoo.co.jp/magazine/blood_0001.html
 角川春樹事務所の公式サイトに発表がありましたので。
 http://www.kadokawaharuki.co.jp/topics/topics.php?no=123

 昨年は受賞作なしでしたが、今年は受賞作が出ました。
 上杉那郎さん『月が見ている』 が受賞です。おめでとうございます。
 受賞作の発刊、楽しみにしております。

※追記※
 ニュース速報系なのでリンクが切れてしまうかもしれませんが、一応、現時点で情報のある先を追加しておきます。新潟県在住で、本職は歯科医とのことです。
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070830-00000099-jij-soci
 http://news.www.infoseek.co.jp/society/story/070830jijiX301/
 http://newsflash.nifty.com/news/ts/ts__jiji_30X301KIJ.htm
 物語の舞台となる大学内の撮影が神戸で行われたようです。
 使われたのは神戸大学六甲台キャンパス。夏休みで学生さんがいないことを利用しての撮影でしょうか。この日はマスコミの取材が入ったそうで、下記に記事があります。

 ●スポニチアネックスOSAKA
 http://www.sponichi.co.jp/osaka/ente/200708/27/ente209543.html

「リーゼント姿を披露した主演の市原隼人」とあります。綿さんがリーゼント?! いったいどのような映画になるのでしょうか。原作既読者には想像もつきませんね。


※追加記事です。(2007.8.28)
 ●nikkansports.com(画像有り)
 http://osaka.nikkansports.com/news/p-on-tp5-20070827-247651.html

 ●神戸の情報サイト「エキュイブ」(画像有り)
 http://www.equiv.net/feature/kamisama/index.html